ハンガリー旅行



行程
1日目:出発(成田―オーストリア経由―ブダペスト)
2日目:ブダペスト観光
3日目:ブダペスト&センテンドレ観光
4日目:鉄道でエゲルへ
5日目:ブダペストへ戻る
6日目:日本への帰路へ発つ。

所感
この旅行ではブダペストの時間をとりすぎて失敗しました。早めにブダペストを引き上げて、いろんな町を回るべきでした。ブダペスト観光は1日あれば十分ではないかと思います。

宿泊について
現地にて調達しました。ホテルはたくさんありますが、初日はどこのホテルも満員で空いている部屋を探すのに大変苦労しました。

嫌な思い出
ハンガリーのタクシーはボッタクリ方がものすごいです。乗ってから見る見るうちにメーターが上がっていき、タクシーターミナルを出るころには既に1000円を越えていました。当時は気が弱くて(また、相当に暴力的な顔をした運転手だったので)クレームもつけれずに途中で降りてしまいましたが、まったく嫌な思い出です。世界各地、観光客相手のボッタクリタクシーはたくさんいますが、大抵はあきらめのつくボリ方をします。しかし、ハンガリーのボリ方は図抜けています。


ブダペスト

漁夫の砦から、ドナウ川を眺める。
漁夫の砦の一番上では、入場料を取られます。なぜか、革ジャンを着たロックンローラーのような一見、ならず者の若者が料金を徴収していました。
街中には、いろんな聖人の銅像が飾られています。これはハンガリー王国初代国王のイシュトバーン一世の像。
ブダペストから電車で1時間くらいのセンテンドレという町にいきました。小さな町で2時間もあれば十分観光でると思います。なんとなく日本の軽井沢のような雰囲気のある町でした。写真はワイン博物館の中。ひんやりした地下室にワインが保存されており、その周りはカビで覆われています(保存用のカビですよ!)。
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ブダペストに到着した初日は、ホテルがどこも満室でなかなか宿にありつけませんでした。町じゅうを歩き回って、ようやく泊まれるホテルを見つけたときにはもう深夜でした。その日以降は特にホテル探しに苦労しなかったところを見ると、私が着いた日だけ、特別だったようです。写真は有名なくさり橋。ホテルの近くにあったので、深夜に写真だけとりにいきました。
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こちらはエルジュベート橋。くさり橋や自由橋に比べて比較的新しくて、奇麗な橋です。
エルジュベート橋を渡って、ゲッレールトの丘を登りました。大した高さはないのですが、上まで登るのは結構辛いですが、こんな素晴らしい景色が楽しめます。
自由橋のたもとにある中央市場。主に食品を扱う市場のようです。
市民公園。ペスト側にある大きな公園です。ここでは農業博物館やヴァイダフニャド城を見学できます。

エゲル

ハンガリー北東部の町、エゲルに向かうことにしました。写真はブダペストの東駅。
電車の中の様子。コンパートメントになっています。
エゲルまでは、のどかな田園風景の中を約3時間ほど電車で走ります。途中で乗り換えなければならない場合もあるので要注意です(直通電車もあるようですが)。乗り換えはフィゼシャボニ駅でしますが、だだっぴろい田舎の真中にポツンとある駅で、うっかりすると乗り過ごしてしまいそうなので注意が必要。
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ようやく到着したエゲル駅。静かな町です。実際に観光客が集まるのはここから1キロくらいあるいた所になります。最初着いたときは、あまりにも何もないので行き先を間違えたかと不安になってしまいました。駅に張ってある町の地図を見ると、観光地に近いのは”EGER VAR”(エゲルバール)という駅のようです。当時私が持っていっていた「地球の歩き方」にはそんなことは一言も書いていなかったのですが・・。観光地近辺へはエゲルから速足で歩いて30分くらいで着けますが、初めて付いた町を30分も歩きつづけるのは結構不安なものでした。
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ブダペストでの教訓を生かして、早めにホテルを探そうと思ったら、駅で待ち構えていたおばあさんに話し掛けられました。どうやら娘が昔使っていた部屋をプライベートルームとして貸し出しているとのこと。安かったのでそこに泊めてもらうことにしました。おばあさんが住んでいるのは、古びたマンションといった建物でしたが、ハンガリー人の一般的住居を見せてもらって、ちょっといい経験をしました。親切なおばあさんで、観光地のことを教えてくれたり、ツーリストメニューを食べれるレストランを紹介してくれたり、いろいろお世話になりました。
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ちなみに元・娘さんの部屋はこんな感じ。ぬいぐるみが置いてあったり、雑誌「COSMOPOLITAN」などが残っていたりで、確かに女性の部屋ぽいです。「COSMOPOLITAN」の表紙には、「今夜早速使えるナニのテク」みたいなキワドイ記事のタイトルが載っています。おばあさんは娘さんがこんな雑誌を読んでるって知ってたのでしょうか。
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寝床を確保したので、早速エゲル観光に行くことにしました。まずは、エゲル城に上って、町の様子を眺めてみました。エゲル城はいかにも中世のお城といった感じのたたずまいで、かつてトルコ軍を撃退したことのある、歴史のある城だそうです。
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これは町のシンボル?のようなミナレット(モスクの横に立っている塔)の入り口。モスクは既に取り壊されていますが、ミナレットだけが残っています。で、この細長いミナレットの中は螺旋階段があって、一番上まで登ることができます。見てのとおり、すっかり古くなっている上、結構細身の構造なので、倒れてこないかと不安になります。なにかのはずみでポキッと折れてしまっても不思議ではありません(笑)。
中は人一人が這って通るのがやっとの小さな螺旋階段があります。すれ違うことはできないので、一度に10人くらいずつしか入れてもらえません。
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ミナレットを見上げるとこんな感じ。高さ40メートルとのことです。上まで登ると、美しい町並みを眺めることができるのですが、てっぺんは手すりの高さが低く(40センチくらいの高さしかなかった・・)、立てる場所も狭いので非常に恐ろしい思いをしました。足がすくみ、手も震え(笑)カメラを取り出すこともできませんでした。となりの子供が嬉しそうにはしゃいで体をぶつけてくるのでシャレにならないくらい怖かった。とにかく早く降りたかったです。

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